2004年 01月 31日
東京湾のメバル by Chubo Kato-shiro and Jack Lau |
身近なターゲット「メバル」。日本全国津々浦々の釣りの対象魚であり、陸から、船から、餌、ルアー、泳がせなど何でも来いのターゲットとして人気が高い魚。FFのゲームとしても、港湾や磯の陸っぱり、ボート・シーバスのサブゲームなどですでにお馴染み・・・「春告魚」とも表記されるが、まさにこれからがシーズンである。
この魚、あるレベルの状況ならとりあえず釣れてしまう魚なのか、例えば関東ではゾンカー系のパターンを使って比較的遅めのリトリーブ狙うことが多かったり、一方関西ではミノー系のパターンの早引きで狙ったりと、地域やフィールドによってメソッドにはかなりのバラエティが見られるようだ。裏を返せば、それだけ生態(食性)にもバラエティがあり、釣れる状況にも幅があるということかもしれないが、詳しくは専門家の弁を待ちたい(笑)
この釣りの場合、潮時がフィットすれば魚が居て食わないということはほとんどないように思える。なので、まず魚の着き場所を見つけることが必要条件。中層、表層あたりでサスペンドしてスイッチが入っているとフライに直線的にアタックし反転して向こうアワセで乗る元気の良さを見せるが、追い食いのかすかなアタリでまるで乗らない状況があったり、ルアーでは入れ食いなのにフライにはとんと反応がない(ように思える?)状況があったり、浅場の岩陰などに身を隠して目の前をフライが横切るとアタックしてくる状況などもあったりする。いずれにしても、状況がそれなりならフライへの反応は良好で、"釣れる"魚であり、SWFF(ソルトウォーター・フライフィッシング)の入門対象魚として最適である。
今回は、そんな状況のバラエティに富んだメバル釣りのひとつのアプローチとして、東京湾のシーズン始めのシンキングライン(Type3)による陸っぱりSWFFのリポートをお届けする。魚の接岸が始まってもシーズン当初のタナは深めで、FFでは苦戦を強いられることも多いが、型の釣りも楽しめ、これはこれでオススメである。
釣り人の間では、沖で釣れるものや沿岸で釣れるものなどを「アカ」「クロ」「キン」「アオ」などと呼び分けてきたが、分類学的にはフサカサゴ科メバル1種とされてきた。だが昨今、形態形質や遺伝子的な分析で3種に分離する動きが明確になっている。詳細は「Web魚図鑑」のTOPICSの項「まとめ>メバルは3種になった!」をご参照いただきたい。
メバルは旨い魚。塩焼、煮付、刺身・・・なんでもイケるが、たまにはイタリアン風に「アクアパッツァ」や「カルパッチョ」などの洋風レシピで仕上げると、その味の魅力がグーン広がる(笑)
まずは、様子見ということで、最盛期には夜な夜なメバラー達が集まる、自衛隊と某社工場に挟まれた湾内から。なんてことない場所だが、実績は高い。しかし、まだ早いのか? 反応の無いまま移動 C.K.
メバルを求めてかなり南まで南下する。月が出て、多少の風・波がありいい感じじゃ。
メバル凪という言葉があるが、経験上、多少荒れているときのほうがイイ思いをしている
気がするがどーよ?(フライは飛ばないケド) C.K.
潮は下げ八分。状況が良くとも、"なんちゃってフライマン"にとっては、魚が居る確信なしにキャストを続けるのはチト辛い(笑) 特に夜のメバルのようなブラインドの釣りは疑心暗鬼になりがち。まずはSWWF(=Salt Water Worm Fishing) つまりはルアー(ワーム)で探ると散発的に反応あり! C.K.
抜き上げ時に、コレは重い!尺メバルか?と思ったらパンパンの腹ボテ。この時期の雌は腹仔を孕んでいるので、サイズに関わらず、即リリース C.K.
潮が本格的に動き出すとSWWF(ワーム)はワンキャスト・ワンヒットに近い興奮状態に突入。フォーリング、リトリーブ何でも来いの状況だ(笑) 腹の大きい雌を次々にリリースしてもキャッチ用ビニール袋はみるみるうちにふくらんでいく。まさに爆釣の時合である。だが、フライにはこれといった反応は感じられない・・・ J.L.
この手の状況はタナが深めの時によく遭遇するが、フライを追っていないことはないように思えるので、ショートバイトをとれていないということか。スローリトリーブも試すが変化は感じられない。が、ショートバイトらしきアタリを食い込ませて、どちらかというとバイトがリトリーブのタイミングにあってくれて?(笑)、ようやく1尾をキャッチ(笑泣) J.L.
その後が続かない。状況は若干変化したようで、ワームはテールを引っ張ってから食う感じ(ルアーマン談)なのに、フライではほとんど反応が感じられない。こういう時の確実な対処方法は今のところ見つけるに至っていないが、ともかく魚はいるわけで、タナより深めの底付近のはぐれ個体のリアクションバイトを狙うくらいしか方策がない。タナ狙いはあきらめて、タイプ3でカウントダウン35のスローリトリーブでベタ底めを狙ってみると・・・ J.L.
ズーンというアタリがあって乗った! ファイト中には引きがちょっと違う気がして、メバルではないかも・・・とも感じたが、顔を見せたのは25cmのナイスサイズ。フライは丸呑みで、口の奥にフッキングしていた。やはりに底にいる魚は、捕食の射程内をフライが通るとダッシュ一発くわえて反転するということか・・・。このサイズになると「顔」が厳つくなってちょっとコワイ顔になる。この魚、塩焼きで大変おいしくいただきました(笑) J.L.
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この魚、あるレベルの状況ならとりあえず釣れてしまう魚なのか、例えば関東ではゾンカー系のパターンを使って比較的遅めのリトリーブ狙うことが多かったり、一方関西ではミノー系のパターンの早引きで狙ったりと、地域やフィールドによってメソッドにはかなりのバラエティが見られるようだ。裏を返せば、それだけ生態(食性)にもバラエティがあり、釣れる状況にも幅があるということかもしれないが、詳しくは専門家の弁を待ちたい(笑)
この釣りの場合、潮時がフィットすれば魚が居て食わないということはほとんどないように思える。なので、まず魚の着き場所を見つけることが必要条件。中層、表層あたりでサスペンドしてスイッチが入っているとフライに直線的にアタックし反転して向こうアワセで乗る元気の良さを見せるが、追い食いのかすかなアタリでまるで乗らない状況があったり、ルアーでは入れ食いなのにフライにはとんと反応がない(ように思える?)状況があったり、浅場の岩陰などに身を隠して目の前をフライが横切るとアタックしてくる状況などもあったりする。いずれにしても、状況がそれなりならフライへの反応は良好で、"釣れる"魚であり、SWFF(ソルトウォーター・フライフィッシング)の入門対象魚として最適である。
今回は、そんな状況のバラエティに富んだメバル釣りのひとつのアプローチとして、東京湾のシーズン始めのシンキングライン(Type3)による陸っぱりSWFFのリポートをお届けする。魚の接岸が始まってもシーズン当初のタナは深めで、FFでは苦戦を強いられることも多いが、型の釣りも楽しめ、これはこれでオススメである。
釣り人の間では、沖で釣れるものや沿岸で釣れるものなどを「アカ」「クロ」「キン」「アオ」などと呼び分けてきたが、分類学的にはフサカサゴ科メバル1種とされてきた。だが昨今、形態形質や遺伝子的な分析で3種に分離する動きが明確になっている。詳細は「Web魚図鑑」のTOPICSの項「まとめ>メバルは3種になった!」をご参照いただきたい。
メバルは旨い魚。塩焼、煮付、刺身・・・なんでもイケるが、たまにはイタリアン風に「アクアパッツァ」や「カルパッチョ」などの洋風レシピで仕上げると、その味の魅力がグーン広がる(笑)
まずは、様子見ということで、最盛期には夜な夜なメバラー達が集まる、自衛隊と某社工場に挟まれた湾内から。なんてことない場所だが、実績は高い。しかし、まだ早いのか? 反応の無いまま移動 C.K.
メバルを求めてかなり南まで南下する。月が出て、多少の風・波がありいい感じじゃ。
メバル凪という言葉があるが、経験上、多少荒れているときのほうがイイ思いをしている
気がするがどーよ?(フライは飛ばないケド) C.K.
潮は下げ八分。状況が良くとも、"なんちゃってフライマン"にとっては、魚が居る確信なしにキャストを続けるのはチト辛い(笑) 特に夜のメバルのようなブラインドの釣りは疑心暗鬼になりがち。まずはSWWF(=Salt Water Worm Fishing) つまりはルアー(ワーム)で探ると散発的に反応あり! C.K.
抜き上げ時に、コレは重い!尺メバルか?と思ったらパンパンの腹ボテ。この時期の雌は腹仔を孕んでいるので、サイズに関わらず、即リリース C.K.
潮が本格的に動き出すとSWWF(ワーム)はワンキャスト・ワンヒットに近い興奮状態に突入。フォーリング、リトリーブ何でも来いの状況だ(笑) 腹の大きい雌を次々にリリースしてもキャッチ用ビニール袋はみるみるうちにふくらんでいく。まさに爆釣の時合である。だが、フライにはこれといった反応は感じられない・・・ J.L.
この手の状況はタナが深めの時によく遭遇するが、フライを追っていないことはないように思えるので、ショートバイトをとれていないということか。スローリトリーブも試すが変化は感じられない。が、ショートバイトらしきアタリを食い込ませて、どちらかというとバイトがリトリーブのタイミングにあってくれて?(笑)、ようやく1尾をキャッチ(笑泣) J.L.
その後が続かない。状況は若干変化したようで、ワームはテールを引っ張ってから食う感じ(ルアーマン談)なのに、フライではほとんど反応が感じられない。こういう時の確実な対処方法は今のところ見つけるに至っていないが、ともかく魚はいるわけで、タナより深めの底付近のはぐれ個体のリアクションバイトを狙うくらいしか方策がない。タナ狙いはあきらめて、タイプ3でカウントダウン35のスローリトリーブでベタ底めを狙ってみると・・・ J.L.
ズーンというアタリがあって乗った! ファイト中には引きがちょっと違う気がして、メバルではないかも・・・とも感じたが、顔を見せたのは25cmのナイスサイズ。フライは丸呑みで、口の奥にフッキングしていた。やはりに底にいる魚は、捕食の射程内をフライが通るとダッシュ一発くわえて反転するということか・・・。このサイズになると「顔」が厳つくなってちょっとコワイ顔になる。この魚、塩焼きで大変おいしくいただきました(笑) J.L.
by swff_jp
| 2004-01-31 23:59
| メバル / Tokyo Bay